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極上年下彼氏

第73章 誓い

「朱美、左手出して」


私は言われた通り左手を出した。


理人は手品のように、ダイヤの入った素敵なリングを出してみせ、私の左の薬指にするりとはめた。


それは前回貰ったダイヤのネックレスと同じデザインだった。


「理人…なんで?いつ?」


感激しているのに、質問が先に出てしまった。


「本当はあの学校のベンチで渡そうかと思ってた。でも、朱美の仕事を奪えなくて言えなかった」


私は何も気がつかなかった。


もう、あの時そんな風に考えてくれていたなんて思ってもみなかった。


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