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極上年下彼氏

第75章 見てるから

そこは淡い黄色い壁紙の部屋だった。


まだ家具はなくガラーンとしていた。


「ここは子供部屋だね」


と後ろにいる理人に言った。


理人は私を抱きしめてきた。


理人の鼓動が聞こえた。


ねえ、理人聞こえる?


私の鼓動も…そしてもう一つ新しい小さな鼓動も…


私の中に新しい命が宿っているのが分かったのは、先週の事だった。


私も驚かしてやろうかと、まだ言っていない。


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