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極上年下彼氏

第9章 信じる

「キスされた」


聞きたくない真実。


「俺が油断した。ごめん」


「謝らないでよ」


謝られる立場じゃないのは分かってる。


「信じてよ。
朱美だけだ。朱美がいいんだ。
ずっと…だから高校だって同じにしたんだ。朱美を追いかけて…」


えっ‥そんな前から?


「俺…格好悪い…全然余裕ない。朱美には全然余裕ないよ」


理人…私の事好きって事?


信じていいの?


私は理人の事好きでいていいの?


「朱美…俺の唇、消毒して」


理人の偽りのない目。


私は理人にそっと口付けた。


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