えっち大好き
第9章 痴漢映画館
アタシはそこでようやく、
自分の置かれた状況を理解した。
う、うそっ…痴漢!?二人とも!?
「ン、ぐうッ…」
悲鳴を上げようとするが、
スピーカーからは大きな音が出て
館内を包み、口を塞がれているので
気付いた人は誰もいなかった。
本性をむき出した男たちの手が
アタシの足や胸に伸びてきて
身体を撫で始める。
「ハァッ、ハァッ」
椅子に身体を押し付けられた
アタシの胸を、男の手が掴む。
制服の上から胸を揉みしだかれ、
その指は一番敏感な場所を探し当てて
執拗に擦りあげてくる。
「ッ……」
くりくりくり……と円を描くように、
男の指が乳首を刺激する。
……この、感じ……いやァ……
……き、きもち……ィィ……ッ)
…うそッ……///
「アッ……」
思わず溜息がもれてしまう。
見下ろせば、制服の上からでも
分かるほど乳首は硬く勃ちあがっていた。
耳元で、男たちの含み笑いが聴こえた。