えっち大好き
第10章 痴漢 短編
アタシは今ノーパン、ノーブラ。
でもこれにはわけがあるの。
……彼、シンさんと出会ったのは
先週の金曜日。
あの日もアタシはいつものように
電車に乗って痴漢されてたの。
普通なら大声を出したり
手をつかんだりして
拒否するんだろうけど私は
その痴漢を受け入れて感じていた。
やっぱ痴漢されるの好きっ///
その日もいつもと同じだと
思ってたのに…
電車が駅について降りると
『すいません』
後ろから声がした。
振り返ると若い男性が立っていた。
アタシが不思議そうな顔を
していると彼は話を始めた。
『俺、さっきあなたと同じ電車に
乗ってたんですけど、
そこで見ちゃったんですよね…』
えっ…一気に私の心臓が高鳴った。
『あなた、先週も同じように
してましたよね。もしかして…』
え…もしかして、見られてたの!?
アタシは咄嗟に彼の手を取って
人気のない方に誘導した。
『…お願い。
誰にも言わないでください』
痴漢は好きだけど警察に
知らされたりしたら困るし。
『わかりました。ただ…
その代わりと言っちゃなんだけど
俺の言うことも聞いてくださいよ』
そのお願いって言うのが…
この・・今のアタシの格好だった。