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これが私の仕事

第3章 第二夜

彼女の胸に手を着ける。
キィン………頭に音が響き彼女の記憶が流れ込む。

名前。瀬戸内 渚(せとうち なぎさ)
年齢。13歳。
中学生か…

私『貴女の名前は瀬戸内 渚よ。』
渚「瀬戸内 渚……うん。思い出した。私は瀬戸内 渚。皆からは「なぎ」って呼ばれてた。」
私『ふ~ん。なら私もなぎって呼んで良い??』
渚「どうぞご自由に。」
………つ、冷たい……
もっとフレンドリーに出来ないかね…
フレンドリーな幽霊か…
想像したら逆に不気味だわ…
気を取り直して、
私『私は今から渚の記憶を捜して来る。待ってろよ。』
渚「なんか、さばさばした死に神さんだね。気長に待ってるから。」
貴女ほどでも無い気が…
私『んじゃまた。』
渚「はいはい。」

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