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これが私の仕事

第3章 第二夜

~記憶~

これは、渚の記憶か。
バレーボール大会かな。
私の時も行われていたな。

私はバレーボール部に所属している。
でも、私は同じ学年の部員に嫌われている。
てか多分02年の女子ほとんどに嫌われているだろう。てか虐められている。
いやはや女子は怖い。私も女子ですが。
理由はなんとなくわかる。
私が親友の彼氏を取ったから。らしい。
取った覚えなんて無いけどさ。
学校は嫌い。でも部活は楽しい。
だから休まない。それがまた嫌らしい。
虐めてる側からしたら学校を休めと思うらしい。
先「渚っ!!」先輩が呼んでる。
渚「はいっ!!」
先「今日も頑張ろうね!!」
渚「はいっ!!」
私は02年で唯一レギュラー部員だ。
てかベンチメンバー12人に選ばれた02年は私だけ。
それがまた面白くないらしい。
関係ない。

試合が始まる。
私はいつも通り、スパイクを決める。気持ち良い。思い切り、ボールを打つのは。
そして、試合は私達の勝ち。
そのまま優勝。
先「渚ナイス。」
先「ナイスアタック。」
先輩からの賞賛。
後「先輩お疲れ様です。」
後輩からの声。
しかし同学年に声をかける人は誰も居ない。

あぁ面倒だなぁ。
明日からテスト期間で部活が無い。
休みたいなぁ………

そこで記憶が途切れた。
ザァ………
景色が 戻る。

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