テキストサイズ

しあわせ。

第1章 いろいろ。




「検品しないと…」

検品用の機械を持って、バックルームへ。
山積みになった、商品が入った箱。
板重というらしい。

「身長より高いって…どゆこと…っ」

159㎝以上ある板重を、背伸びしながらとる。

「えーと、3個ー、2個ー」

冷たい商品を一気に検品していく。
うちのコンビニは売上が多い分、検品も多い。
腰が痛くなる。

「お願いしまーす」

やっとひとつの山の板重を売り場に出して、品だしを促す。

「はーい」

お菓子担当の、ギリギリにくる方の声が聞こえた。

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