
Lonely
第2章 過去
「ここだよ」
ある一件の立派な家があった
「ただいまー!」
「あら、さつきおかえり
あら?そちらの子は?」
「あぁ、この子はね、守内澪て言うの!!
この子今日、泊めるね?」
「あら、全然平気よ」
「ありがとうママ!!」
…羨ましい
私にもあんな母親が欲しかった
「澪?どうしたの?」
「…いや、なんでもない」
「そう?じゃあ、さつきの部屋に行こー!!」
そう言うと、手を引っ張られた
-カチャッ
「ここだよ~
ごめんね、部屋汚いね!!」
いそいそと散らかってる物を片付ける
「座って、座って!」
さつきの向かい側に腰を降ろす
「で?」
「…は?」
「和稀先輩の母親から暴力受けてるて、どういうこと!?」
「…そのまんまだ」
「だぁかぁらぁ!!
どんな風に!?」
「…殴られたり、腹蹴られたり、髪引っ張られたり」
「うわぁ…」
