
私の秘密
第2章 夢
「何か,東京から来るみたい…」
東京…?
もしかして…悠哉…?
「えっ!?それホント?」
「うん,先生が前言ってたよ」
悠哉…あたし,悠哉に会いたいよ!
悠哉が迎えに来るまでずっと待ってるから。
「ちょっと…会いたい人がいて…」
その言葉に佑美は聞こえなかったみたいだ。
「ホント誰だろう。転校生…」
「誰だろうね…佑美はイケメンに興味津々だね」
「当たり前でしょ。好きになっちゃったりして」
あははと笑う佑美。
佑美,可愛いから大丈夫だよ。
あたしは応援するよ。
佑美にはいつも助けられてるから…
「あたしは応援するよ」
「ホント?ありがとう!彩希大好き!!」
いつも佑美は笑顔でいて欲しいから…
