私の秘密
第5章 転校生
彩希side
「はーい,席つけー」
と,先生が叫んだ。
男子生徒は
「女子ですかー?」
と質問をしていた。
「残念…男子だ…」
と言うと反対に女子がキャーと叫んだ。
あー煩い…
「さぁ 入ってこい」
がらがらと扉が開く。
その途端 女子がキャーとまた叫ぶ。
「俺は東京から来た,見嶋悠哉です。親の都合により転校してきました」
え……?
悠哉…?見嶋悠哉…?
ミジマ ユウヤ…
あたしの恋しい相手…
「あの先生…このクラスに円成寺彩希って奴いますか?」
悠哉が聞いたのだ。
「おぉ,いるぞ!あそこだ」
そう言ってあたしの事を指す。