テキストサイズ

2つのグラス

第2章 出張


新大阪に着くと
タクシーに乗り込み
T社へ向かった。

新商品の説明や
開発中の物など
久々にいつもと違う
仕事モードに切り替わる。

部署は違うものの
奈央には勉強になる物
が多い。商品を食い入る
ように見ていた奈央は
ふと部長に目を向けた。


T社の担当男性と
会話している。
仕事モードに切り替わる
と部長は遠い人に見える。
手の届かない存在になる
ような気がしてならない。


尊敬する人。
奈央はそう思っている。


部長を見つめていると
目が合ってしまい
焦りながら目を反らした。


赤面する奈央を
部長は見つけたが
担当の男性と話を
続けた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ