2つのグラス
第2章 出張
ビジネスホテルに
着きチェックインした。
部長は水を買いに
近くのコンビニへ行った。
部屋は
奈央・部長・中川さん
の並びだった。
奈央は意外と広い
部屋のベットに転がった。
一人で寝るの
久しぶりだなぁ。
少し寂しくなったが
一人を満喫しようと
シャワーを浴びた。
シャワーを浴び
出てくると
携帯が鳴った。
メールだった。
『飲み直さないか?』
部長だった。
『いいですよ?そっち集合しますか?』
『そっち行っていい?
中川も誘う?』
…部屋入られるの
嫌なのかな?
中川さん抜きの
つもりだったの?
不思議に思ったが
『私の部屋でもいい
ですよ。中川さん
連絡してみてください』
『中川出ない…
オレだけでもいい?』
『いいですよ』
女性の部屋に男性を
入れるのは良くない。
というのは知っていた。
でも部長なら大丈夫と
いう安心感と
逆に部長ならいいのかも
という期待感があった。
『ありがとう行くね』
メールから3分後
ピンポーン
チャイムが鳴った