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過去日記

第13章 2012年3月


メールの日付は、10月25日


半年も前に若菜は俺に別れを告げていた。



「奈緒、ほんとは知ってたんだな?」

「…うっ……」


唇を噛んで、声を殺して泣く奈緒。


それでも俺の感情は止められなかった。


「何故黙ってた? 

何故、教えてくれなかった!

俺がどんな思いで今まで…

奈緒!!」



俺は奈緒の両肩を掴んで激しく奈緒を責めていた。

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