テキストサイズ

お告げ~INシンガポール~

第7章 大嫌い!!

「…痛ぇ。何すんだ!」
章は立ち上がって、麻央の襟を掴んだ。

「離しな。」
身の毛のよだつような声。
智恵がマジ切れしてる…

「うるせぇよ!!」

「………!!」

出た!智恵の得意な睨み攻撃。

さすがに章もビビったようで、麻央から手を離す。

「消えて…」

ちょっと、私まで怖いんだけど…
梨絵は思わず、麻央の後ろに隠れた。

「…分かった分かった。」

章が片手を上げて、智恵をどける。

帰るのかと思ったが、ただでは帰ってくれなかった。


智恵は思いっきり蹴り飛ばされ、麻央は襟をもたれて地面に叩きつけられた。

「最低…」
「来いっ!!」

梨絵は腕を引っ張られていった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ