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「そんなことより、ちょっと話があるんだけど。」
麻央と梨絵は顔を見合わせた。

しばらくして、Bブロック全員がロビーに集まった。

「話って｡」
梨絵は勝也に尋ねた。
「たいしたことじゃないんだけどね、このまま、むやみやたらに探しても真衣は見つからないと思う。だから、昨日のヒントから海以外に考えられそうな場所が無いか聞きたいんだ。」


麻央は少し心当たりがあった。
それに、昨日海に行ってみて、確かに人の声と波の音は確かに聞こえた。
しかし、それは別々にだった。
人が静かになれば波の音が、うるさくなれば人の声が聞こえた。
ヒントに若干当てはまらない。
それにそもそも水の音は聞こえていない。


だから、海ではないのだ。