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「うわぁ～海だ！」
「向こうは深いからね。注意してね。」

「大丈夫！浮き輪あるもん！」


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「麻央…麻央!!」
梨絵に起こされ、気がつくと腕や足が真っ黒に日焼けしていた。
梨絵から鏡を渡され、顔を見ると同じぐらい黒かった。

「寝てたの…?」
まだ状況を把握してない麻生は少々混乱していた。

「そうだよ。多分4時間ぐらい寝てたんじゃない？今はお昼の1時だよ。」

「梨絵…」
「なに？」

「分かっちゃった…」
「なにが？」

「海じゃないんだよ…波があるのは。」
「ふぇ？」

「だから、真衣は海にいないんだ！みんなを集めて!!急いで!!」