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お告げ~INシンガポール~

第20章 波の音、水の音、人の声

麻央は水族館の中心で待機している。
「シールーム、波」
メールだ。
地図からシールームを探してチェックする。そばに波と印を付ける。

「世界の川、水」
同じ事を繰り返す。

「大広場、水、波」
…ここ?
メールしてくれたのは梨絵だ。
電話をかける。
「もしもし…麻央?」
「ちゃんと両方聞こえる?」
「うん、そばに滝とBGMかな?波の音が流れてる。」
「分かった、人の声は?」
「聞こえるよ。」
そこだろうか…
「分かった、真衣達探してて、みんなを向かわせるから。」

電話を切り、一斉送信しようとする。
その瞬間、携帯の充電が尽きてしまった。

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