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お告げ~INシンガポール~

第22章 決死の潜水

勝也はとりあえず仁の足を探すことにした。

「智恵は麻生を頼むね。」
梨絵は勝也の足下を照らしてやる。

ペンライトだから小さな光の線しか出なかったが、十分だった。

勝也は片手を上げて礼を言うと潜水を始めた。

しかし、目を開けていられない塩水の中で足はすぐに闇へ消えてしまった。

一度勝也は浮上する。

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