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お告げ~INシンガポール~

第22章 決死の潜水

「どういう状況。」
智恵が持っていたペンライトで水槽を照らす。

「みんな足を縛られてて、ここから水が出てるんだ。
もう少しで溺死しちゃうよ…」

なる程、と勝也が頷く。
「泳ぎが得意なやついるか?」
「私行けるよ。」
麻央が小さく手を上げる。
「よし、智恵と梨絵はライトで3人を照らしてくれ。」

勝也は上を脱ぐと水槽に飛び込んだ。
麻央はさすがに脱げないので、そのまま、飛び込んだ。

「気をつけて。この水、塩水だから。」

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