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お告げ~INシンガポール~

第22章 決死の潜水

しばらく梨絵は紐と奮闘したが、ついに自分の息が尽きた。

一度浮上すると、息を吸って言った。
「勝也…交代して…私じゃ無理みたい…」

途切れ途切れに言って勝也の反応を待たずに、梨絵は仁の足を探した。

勝也も黙って、梨絵の行動を見守っていた。

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