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アクセスはアレックスではなく、ユリに強く黙ってと言われたことに驚いた。

いつもは俺とおっさんのやりとりを、ニコニコしながら見ている奴なのに。

「・・・分かった。」

アクセスはいつものふてくされた態度で黙るのではなく、立派に役割を果たそうとしている仕事仲間として送り出す決意をした。

「当然アクセスはユリのフォローをしてもらうよ。後ろから、気づかれないように」

「任せろ」

アクセスとユリは、黒いコートを身にまとい部屋を後にした。