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なつのおと

第2章 夏のはじまり




「あちー…」


そういえば昨日天気予報で梅雨があけたと言っていたような気がする。


またあのダルい夏が始まんのか…。


今からこんなだと夏を越せるのか非常に心配に思う。



手元のケータイをパカッと開いて時間を見る。

まわりはみんなスマホだが、おれは未だにボロボロのガラケーを使っている。


「1時32分か…遅刻だな」


授業開始のチャイムで起きたのだから遅刻は当然だ。


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