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なつのおと

第4章 雨が降る



俺と海斗の視線に数歩下がる田中さん。


その光景をクスクス笑ってみているミカちゃん。


「あっミカちゃん2人に言ったの?もう、あんま広めないでよー」


顔を赤らめてミカちゃんの肩をぽんっと叩く。


えーダメだったの?と田中さんに軽く抱きついてじゃれるミカちゃん。


2人、仲良くね?


「ね、ミカちゃんとまっちーってどんな関係?」


海斗が質問を投げかける。


なんか聞き方に怪しい匂いが漂ってるけど気にしない。


俺だって気になった。


響子、なんて親しげに呼ぶから。


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