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なつのおと

第4章 雨が降る



そのままバタバタと走っていくミカちゃん。


あの慌てようを見るとまだ教室の施錠済んで無いんだろうな…


「俺らも帰ろうか。はやくしねーと校門閉められちゃうし」


海斗が階段に向かって歩き出して、田中さんもそれに続く。


俺も着いていこうとしたら窓の外に目が止まった。


「うわ……おい!雨かなり降ってんぞ!!」


廊下に俺の声が大きく響いた。


外は大粒の雨がかなり激しく降っており、夕立のようだった。



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