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Uターンズ

第8章 自ら

茂が部屋を出た後、葉子は開いた胸元をそのままに、畳の上にすわっていた。

(嘘みたい……)

触ってみると、彼に愛された乳首は湿って、ツンと立っている。

間違いなく今夜は…

そう思っただけで、葉子の内部はきゅん……と疼く。

まだアルコールの抜けない、けだるい身体を畳の上に横たえた。

足の付け根からショーツの中に指を這わせ、膣の入り口に触れると、そこは先程の乳首への愛撫で潤っていた。


シングルマザーになり、実家の協力はあるものの幼い息子を抱えて無我夢中で働いてきた葉子には、新しいパートナーを見つける時間や気持ちの余裕などなかった。

むしろ、交際中には予想もつかなかった夫の横暴さに疲れ果てた末の離婚だったので、男はもうたくさん…というのが正しかったかもしれない。


それでも、インターネットを介して性の情報が次々と入ってくる。

女性の身体、性欲、それを満たすこと……。

医学的で真面目な文章もあれば、真剣に赤裸々に性の悩みを打ち明けているものもあり、また映像という形で、視覚的な強い刺激に出会うこともあった。

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