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裏・恋のハードル高し!!

第9章 小さな変化

『百合奈とやってます』


そう未来に宣言したのと同じで、いたたまれない。

未来だって、きっと分かってる事だと思うから、今更俺が言い繕う事もないんだけど…。


そんな泣きそうな顔して俺を見るなよ。


「最低だな。」


未来に言われる言葉は、当たり前過ぎて受け止めるしかない。

笑い飛ばせる内容じゃないのに、あの時の話を持ち出せば未来は冷静に俺を拒絶した。



俺が悪い事は分かってる。


だけど、絶交は無しだ。
たった3日。
その3日拒否られたくらいで、嘘までついて会いにくるほどなのに。

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