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裏・恋のハードル高し!!

第9章 小さな変化

ちょうど来てた電車に駆け込み乗車。
アナウンスで「駆け込み乗車はご遠慮ください。」と言われても、気にもならない。


早く行け!!


駅に着けばミラがベンチに座っている。


あぁ、俺を待ってるんだ。
テレもあって苦笑すると、俺の顔を見て笑って労いの言葉を言ってくる。


何この顔、この仕草!!


ツボるだろ?!
いつものミラじゃねぇし!!


テンション上がるのを悟られない様に、いつも通りに振舞えば『汚い!』と、思いっきり仰け反られるし。


女扱いしろと言ってくるから、「してる」「特別」って言ってやってんのに、ふて腐れてるし!!


俺が本気で言ったら、一番困るのはミラだろ?!
だからまだ言わないんだよ。


…まだ。

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