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裏・恋のハードル高し!!

第9章 小さな変化

「これは許すべき事?!」


またその目で俺を睨む。


「未来…ごめん。」


そうしか言えない俺が手を伸ばせば、拒否をする様に目を瞑るから、それ以上近づける事が出来ない。

今までで一度だってない。未来が本気で…俺に触れられる事を拒否ったことなんて。


何でそれが今なんだよ。


タク腕の中で…。



未来の頬に涙が流れると、俺の手は中村に掴み止められた。

心配するみんなに「平気。」と言うが、平気ならすぐにタクの腕から離れろよ!!

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