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裏・恋のハードル高し!!

第9章 小さな変化

「ずっと近くで見てたからわかるけど…」


そう言って、チカを好きなんでしょ?って直球。
ミラは俺から目を逸らしてたから、俺の表情知らないでしょ。

やっぱり今もなんだって…


なんだか情けなくなったんだ。


ミラにとって、俺は相談役で男じゃないって。


まさか、ミラの口から白馬の王子様なんてメルヘンの住人の思考が出て来るとはビックリだけど。



「現れてるかもよ?」



俺、白タイツも白馬もないけど、お姫様を愛して幸せな気持ちにはできると思うよ?
ミラ!!
俺を好きになれば…ね。


俺が笑うとミラも笑う。

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