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裏・恋のハードル高し!!

第12章 強敵

壇上で2人のやり取りを見せられて、みんな笑っていたが俺だけは違った。

仲の良さを見せつけられ、顔では笑顔を見せたけど、しっかりと握られた拳には力が入っていた。



幼馴染だから…



これは理由になるのだろうか。
当たり前のように隣に居る権利。



そして『ダーリン』は彼になったのに、女子からの
「写真一緒にとって下さい。」
は、列が出来ていて、撮影会が始まった。



ふと見回せば、
未来ちゃんの所にも出来ていて、


どっちにしろ、一緒には過せないとわかると気が楽になった。


案外、男って単純だ。



「先輩も、もっと笑って下さい。」


「あ、はい…。」

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