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死者日記

第1章 血で書かれた日記

誰かいる…
そばに…人の死骸!?

生きているのは、1人だけ。
顔は見えない。
だけど、やってることは分かる。

死骸の指を切断し、殺したときに出来たであろう血溜まりに、死骸の指を浸して、文字を書いている。


たったそれだけ…
なのに
僕は僕は、僕は…
動けない。

金縛り?
そんな生易しいものじゃない。

表現出来ないけど、頭が、脳が、動いてはいけない、と命令する。


もはや
ただの置物…考える余裕は無く、動くことも出来ない。
悲鳴もあげれず、息も出来ない。








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