刑事とJK~続編~
第8章 江戸っ子交通安全!?
家では、すでに泰輔之助と真理子姫が座って待っておりました
「遅いぞ、おゆう
何をしていたんだ?」
『おとっつぁんゴメンなさい、正吉さんってお侍さんとぶつかってしまって…』
「ちわ」
『お詫びとして(襲われたけど)、ご馳走させて下さいね』
ということで、泰輔之助、真理子姫、おゆう、そして正吉は一緒に夕食を食べ始めました
すると、泰輔之助はおにぎりがあることに気がつきました
「おお、うまそうな握り飯だな。
どれ一口…」
泰輔之助はパクっと食べてしまいました
その時
「うっ…ううっ!!」
泰輔之助は突然苦しみだし、倒れてしまいました
「泰輔之助さん!?」
『おとっつぁん!!?』
皆が驚く中、正吉は泰輔之助のそばまで近寄りました
「…死んでらぁ」
「ええ!!?」
『そんな…おとっつあぁーん!!!』
おゆうは泣きわめき、真理子姫もつられて泣いてしまいました
「おそらく、食った握り飯に毒が盛ってあったんだな」
『そういえば、さっきおとっつぁんが食った握り飯は、あたし初めて見ました…!!』
「おゆう、それは本当かい?」
『間違いありません、あたしはみそ汁とほうれん草の和え物しか作っておりませんから…』
「なら、一体誰が…」
その時、家の中に一人の男が入ってきました