刑事とJK~続編~
第9章 ビンゴの景品は…
「ただいま」
『斉藤お帰り~///』
斉藤が仕事から帰ってくると、ゆうひは出迎えに来た
これも、毎日のことだ
「腹減ったー」
『わかってるって』
家ではゆうひが料理を作って待っていてくれる
いかにも新婚生活を満喫している感じだ
斉藤は荷物を置いて、席に座った
『あれ、これ何?』
斉藤が置いた荷物の中に、綺麗に包装された物があった
「ああ、今日刑事科のビンゴ大会で当たったんだ
吉川主催のやつでよぉ」
『へーえ』
…吉川さん主催のビンゴ大会か…ろくなもんじゃない気がする
『中は何?』
「さぁな…
とりあえず食いてぇ」
『あ、うん』
…
食事を終えると、斉藤は風呂に入った
ゆうひは斉藤が帰って来る前に入浴は済ませておいたので
とりあえず斉藤のスーツをハンガーに掛けたりした
『…』
どんな景品なんだろう?
と気になって、ゆうひは斉藤の持ち帰った包装物を開けた
『?』
何やら見たことのない物が入っていた
ゆうひは手に取って眺めてみた
『電池入れんのかなぁ?』
フタを外し、電池を入れる
スイッチがあったので、ONにしてみた
『わっ』
それはブーンと振動したのだ
…えー、何これ
用途ないんじゃないの…?
『あ、あれか、マッサージ機みたいな感じかっ』
ゆうひはそれを肩に当てた
ブルブルとした振動は、疲れた体によく効いた
『ああー、なるほどねー』
吉川さんも、なかなか便利な物を景品にしたなぁ