刑事とJK~続編~
第10章 爆弾狂の名
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『佳奈おはよう!!』
「ゆうひちゃんおはよ、まじ久しぶり~!!」
佳奈とは駅で集合することになっていた
そこからは歩いて水族館に向かう
「卒業してから一回も会ってなかったよね
就職したんだって?」
『うん、何とか無事に。
佳奈は大学、どう?』
「普通に楽しいよ、受かって良かったよほんと…
って、ああ!!
何それ、指輪!!?」
佳奈はゆうひが左手の薬指に指輪をはめていることに気づいた
「な、なななな、何で!!?」
『あれ?知らなかったっけ?』
「知らないよ、結婚してたの!!!??」
『うん』
「ちょっとゆうひちゃん!!
親友のあたしに、どうして言ってくれなかったのー!!?」
佳奈は泣く振りをする
『ごめーん、何かいろいろと忙しくって忘れてた』
「そんなにズバッと言わなくても…」
『あ、佳奈はどうなのよ、か・れ・し♪』
「えー…///
りくとはまだ付き合ってるよっ」
『ぃやんもうラブラブ(笑)』
などと喋りながら歩いているうちに
あっという間に水族館に着いた
日曜なので人が多く、たいへん賑わっている
『チケット買って、いざゆかん』
「お~」
二人は館内に入って行った