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刑事とJK~続編~

第11章 頼れるクレイジー野郎



奥へ進んで行くと、小泉は足を止めた



『…何?』



「あー…ここヤバそう」



いきなり小泉はUターンして、ゆうひの体を拾い上げた



『ぅわ!!
またしても…!!』



小泉は走った


さっきいた位置から数m離れた瞬間



ドゴオオオ!!!!


『ええええ!!??』




また爆発だった



「ほんと怖いねー」


その笑顔には怖がっている様子は微塵も感じられないが…



『は・な・し・て!!』



「助けてあげたのに…」



小泉は仕方なくゆうひを下ろした



ちゅっ



『ぎゃあああ!!!』


今度はほっぺにキスされたああ!!!

さっき以上の不意打ちだぁー!!!



「これじゃ通れないね」



爆発は1階で起こり、そのせいで2階の床が無くなってしまった



『…よくここが爆発するってわかったね…?』



「まぁー、確かこの辺りには、さっき言ってたサメの水槽があった気がしたからね」



小泉は身を屈めて下を覗いた



「大当りみたいだけど」



『へ?』



1階はやはりプール状態


そのプールを自由に泳いでいる大きな影



「ちょっと離れようか」



小泉はゆうひを、無くなった床の近くから遠ざけた



『これじゃ通れないよ…』



「さっき俺も言ったよ?」




ほんとウザいです




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