刑事とJK~続編~
第11章 頼れるクレイジー野郎
爆発の影響で、電気が切れている場所もあり
暗かった
『ねぇ、どうして今日水族館が狙われるって分かったの?』
「日曜は人が多いだろうから」
『直感じゃん』
「うん…、結構しゃべってくれるようになったね、ゆうひちゃん」
ぬあっ、しまった!!
こいつ殺人犯だって忘れてた!!
『んなわけないじゃん、何言って…!!』
「ちょうど薄暗いし、ちょっと楽しいことしちゃう?」
小泉は顔を、ゆうひの顔の近くへ持って行った
『ばっ…バカかあ、近い!!///』
その顔を押しのけてやろうとした手は、あっさり掴まれてしまった
「また手足縛ってあげてもいいよ?」
『ざけんなぁあー!!!!』
「耳弱かったっけ?」
ベロリと耳を舐めあげられた
『ひゃうぅっ///』
「ククッ、やっぱり?
ほんとかわいいよね」
『やっ…やめっ、あんっ///』
ザリザリとした音が耳の中で聞こえる
鳥肌が立って仕方ない
小泉の舌は横にずれ、頬を舐める
『んっ///』
「ああ、これこれ
この甘い味が欲しかったんだよね」
『ど変態!!』
「そんなこと言ったらキスしちゃうけど、いいの?」
『うぅう~放せぇー!!』
何とかして逃れようとするゆうひを見て
満足げな表情を浮かべ、小泉は手を放してやった
『もう絶対近付かない!!
そんで近付くな!!』
「俺がやりたい気分になったらすぐ襲うからね」
『ひ、引っ掻いてやる!!』
ゆうひは2mの間隔を空けたまま、また小泉についていった