刑事とJK~続編~
第12章 修行僧再び
「シゲー!!」
「コンー!!」
ガシッと男のハグ
「お前今までどこ行ってたんだよー!?」
「山だぞー、山だぞシゲー!!!」
「知ってたよおー!!」
「知ってたのかよぉー!!」
「斉藤、あいつら黙らせろ」
「変に巻き込まれんのはまっぴらだ」
斉藤と藤野は静かに仕事をしていた
のに、シゲとコンは続いてケンカを始めた
「斉藤先輩は俺のもんだー!!」
「先輩は僕のだって、何回言えば理解できるんだー!?」
「…」
どっちのでもねぇよ
…
そうこうしている間に、お昼になった
コンがいると、オレの食事量は自然と増える……なぜか?
「「先輩!!
焼きそばとポテトサラダ大盛り、ちゃんと3人前買って来ましたよ!!」」
シゲとコンは必ず、オレが頼んだ分の3人前をそれぞれが買ってくる
つまり、オレは通常の6倍を食うハメになるんだ
まぁ、嬉しいっつぅか、ラッキーだな
全部こいつらの自腹だから、昼食代が浮くって考えると…
でもよ…3人前買って来る必要性って、全くねぇんじゃねぇか…?
「…ご苦労さん」
「「いえいえ!!」」
この一言で、なんつぅ嬉しそうな笑顔を…
まぁ、仕方ねぇ…食うとするか…
斉藤が箸を手にしたとき、突然扉が開いた