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刑事とJK~続編~

第12章 修行僧再び



とりあえず、食うか…


斉藤は焼きそばを左手に持った

すると、ゆうひがぐずり出した

『斉藤…あたしのお弁当から食べてよ…』



「えっ、あ、そうだな、わりぃわりぃ」



弁当箱の蓋を開けにかかると…


「先輩ダメっすよ、焼きそば冷めちゃいますよ!?」


「は?」


「そうですよ、焼きそばは熱が命ですから!!
知らないんですか!?」


知るか!!


『だってあたし…頑張って作ってきたの…に…』



ゆうひはボロボロと涙を流した


「食う食う!!
おめぇの弁当から食うって!!」

斉藤は弁当のおかずに箸をつけようとした



『斉藤…ありがと…大好き///』


「オレだって好きだ…///」



「待ってくださいよ先輩、そんなの不公平っすよ!!
もっとフェアにいきましょうよ!!」


フ…フェア?



『…(ニヤリ)』


「あ、今ゆうひさんがニヤリッて笑いましたよ!!
嘘泣きですよ絶対!!」



『あたしの弁当が冷めた時は、あたしの熱も冷めた時だと思え!!』



こ、こんなことで夫婦仲に亀裂が入る危機…!!?




「ゆうひさん、それは恐喝ですよ、犯罪ですよ!!」



『あたしのが恐喝だったら、あんたらのは賄賂じゃんか!!』



「コンはともかく、僕はそんな汚いことしてません!!」



「なぁー!?
それはシゲのことだろ!?」







…うるせぇー





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