刑事とJK~続編~
第14章 ありがとう
ワンッ
ワンッ
『はいはい、ご飯だよねー』
ゆうひは皿に餌を入れてやった
犬たちは美味しそうにガツガツと食べる
『ふふ、美味しいか、美味しいか~っ』
この仕事に就いて、結構経って
段取りも、かなりよくなった
「ゆうひさーん、お昼にしましょうかー」
『はーい』
職場の先輩の益田に呼ばれ、ゆうひは立ち上がった
と、同時に吐き気に襲われた
『っ…!!』
トイレ、トイレ…と辺りを見回したが
遅かった
『おっ…ええぇ』
戻してしまった
「!!?
ゆうひさん、どうしたの!!?」
益田はゆうひの元へ駆け寄った
「気分、悪いの…!?」
そのまま、背中をさすってやる
『大丈…夫…、大丈夫です、か…ら…ぅえっ』
「!!!
ゆうひさん、ゆうひさんしっかり!!!」
変な病気に…かかったのかな…?
ああ…まだ、死にたくないよ…