刑事とJK~続編~
第14章 ありがとう
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「ただいまー」
いつも通り帰宅した斉藤
しかし、ゆうひの出迎えがない
「?」
電気はついてるし、料理の匂いもする
…寝てんのか?
そう思い、靴を脱いだところでゆうひが歩いてきた
『…おかえり』
「おう、ただいま」
ゆうひは優しい笑顔を見せた
「?」
いつもよりも、テンション低い…?
『荷物、持つよ』
「お、わりぃ」
斉藤はゆうひに荷物を預けた
ゆうひが裸足でフローリングを歩くと、ペタペタと音がする
「…何か、あったのか…?」
『…』
ゆうひは目だけをちらっと斉藤に向け、鞄を置いた
『あの…さ…』
キュッと、ゆうひは斉藤に抱き着いた
「?///」
ゆっくり体を離し、手を握って言った
『…出来てた…』
「…へ…?」
『…出来てたよ…
赤ちゃん…』
「あ か ちゃ ん ???」
『あたしたちの…
子供…///』
「……」
『…斉藤…?』