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刑事とJK~続編~

第15章 すれ違い


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ゆうひが風呂から上がってきた


『あー気持ちよかったぁ』



うんと伸びをして、ベッドに座った



「なぁゆうひ…」



斉藤はゆっくりこっちへ歩いてきて、隣に座った



『ん?』











「おめぇ、小泉と一緒にいたのか?」





『…』






しまった



間を、空けてしまった





『…うん』



ゆうひは俯いたが、斉藤は無理矢理ゆうひの顔を自分に向けさせた




「何で…黙ってた…?」




少し眉間にシワを寄せて


ああ、怒ってるな…とわかった



『…ごめんなさい』



「謝んのなんて後でいい…
わけを教えろ」



わけ…?



言えるわけないじゃん…





『あたしを…助けてくれたから…』



「…っ」



斉藤は眉を下げた


今度は、悲しんでるんだな…





「…でもな、あいつは犯罪者だ…
たくさん、殺したんだ…」




知ってるよ




知ってるけど、仕方ないじゃん




あたしは、あたしを誘拐した小泉と

助けてくれた小泉と



悲しそうな小泉としか…




触れたことがないんだから…








『…もう人殺しはしないって、言ってた…』




「今改めたところでどうにもなんねぇよ!!
あいつは、過去の清算をしなきゃなんねぇ人間なんだよ!!」





『…』





それも




知ってるよ…






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