刑事とJK~続編~
第16章 お義父様、お義母様!!
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数時間車を走らせると、山の中に入った
『斉藤ん家ってどこにあるの?』
ワクワクしながら聞いた
実はゆうひは、斉藤の実家へ赴くのは初めてだった
「上の方だ」
『山の上!?
なんかすごーい!!』
助手席で、ピクニック気分ではしゃぐゆうひ
マジでガキだわ
と思ったが、口には出さないでおいた
また数十分山を登っていくと、見えてきたのは豪勢な門
『神社!?』
「あの門から先がずっと家だ」
『ええ!!!??』
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家…というか、屋敷の前に到着した
さっきからゆうひは凄い凄いとしか言っていない
「ちょっと黙れ」
『いや黙ってなんていられないよ!!
あんたどんだけでかい家に住んでたの!?』
「こんだけだ」
斉藤が車から下りたので、ゆうひも下りた
斉藤は何も躊躇いなく、中に入っていく
『ああ~緊張してきたーっ』
「はいはい」
庭をずっと歩いていくと、人の姿が見えた
『あ…!!
あの人は…』
ゆうひの声に気づいて、向こうはこちらを振り向いた
忘れるはずがない、とても50代半ばとは見えない美しさ…
斉藤の母、光子であった