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刑事とJK~続編~

第17章 トレジャーハンター



「これが何の役に立つってんだよ?」



「知らんわ」



ここまで殴りたいと思わせた年寄りはてめぇが初めてだよ









――――――――――






ゆうひは襖を開けた


『斉藤、お風呂すごいね!!
温泉みたい!!』



「…藤野も前にそう言ってたな…」



斉藤は布団に寝そべって、紙を見ていた


もちろん紙には〔虎・龍〕の二文字




ゆうひは浴衣姿で、その斉藤の上に乗っかった



「重い…」


『ふふふー、謎は解けましたかな?
名探偵殿』



「名刑事の間違いだろ?」



『一緒一緒』



「別もんだっつの」




ゆうひは斉藤から下り、隣で同じように寝そべった



『意味わかんないね』



「ああ…」



斉藤は紙に目を落として考え込んでいる




『…///』



…真面目に考えてるとき…カッコイイんだよね…///



邪魔したくないけど

ちょっとちょっかい出したいかも




ゆうひは斉藤のほっぺをつついた



「…んだよ?」




『何にもなーいよ///』




「は?」




『じゃああたしは先に寝まーす、おやすみっ』


「おう
おやすみ」



ゆうひはつついたほっぺに軽くキスし、横を向いて眠りについた





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