刑事とJK~続編~
第17章 トレジャーハンター
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「んー…こんなもんか」
斉藤と藤野は、埋蔵金があるであろう場所を特定した
東から30mの地点に立ってみる
「…特に変わったことはねぇな」
『掘らなきゃわかんないよ、はい』
そう言って、ゆうひは斉藤と藤野にシャベルを渡した
「…2本しかねぇの?」
『あたしと真理子さんは応援してるね!!』
「正貴も泰輔もがんばってね♪見つけたらチューしてあげるっ」
こいつら…
「任せな、真理子!!」
おめぇも現金な奴だな、藤野…
とりあえず、斉藤と藤野は作業に取り掛かった
――1時間後
「あちー…」
滝のように汗が流れ落ちる
時間が経つにつれ気温が上がってくる
しかも快晴ときたものだから、日差しがきつい
『はい、水』
ゆうひは斉藤に水の入ったペットボトルを渡した
「お、わりぃな…」
少し口に含むと、すぐに吹き出してしまった
「なっ、なんじゃこりゃあ!!」
『塩入れといたよ
塩分取らないとダメでしょ?』
「にしてもしょっぱ過ぎだろ!!!
どんだけ入れたんだよ!!?」
『大さじ5杯』
500mlの水に大さじ5杯の塩…!!?
「も、もうちょい薄めてくれ…」
『えー』
「えーじゃねぇよ!!」