刑事とJK~続編~
第18章 刑事危機
「あ、先輩
中島さんの話って何だったんすか?」
部屋に帰るなりシゲの質問にあった
「…」
しかし、答える気になどなれない
斉藤は荷物をまとめて部屋を出て行った
「?」
先輩、体調でも悪いのかな…?
――――――
「お、斉藤どこ行くんだ?」
資料室から出てきた藤野と出くわした
しかし、これも無視する
「斉藤ー?」
何で
こんな唐突にクビにされなきゃなんねぇんだ…?
意味わかんねぇ
中島さんは、理由すら教えてくんねぇ
冗談じゃねぇよ
クビ?
クビ?
クビって何だよ?
じゃあオレは…ゆうひは…生まれてくるガキは…
どうなんだよ…?
「…納得いかねぇ…」
外の町をあてもなくさ迷っていた
しかし方向転換して、また刑事科に向かった