刑事とJK~続編~
第18章 刑事危機
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「…ふ、ふふふ」
「ど、どうした藤野…?」
突如不気味に笑い出す藤野に、全員が身を引いた
「やーっと見つけた…
斉藤とトラブって、且つ月曜にあのホテルに泊まってた人物ー…こいつだ!!!」
ダンッと紙を叩いた
皆そこに注目する
「…誰だこいつ?」
「今はとにかくこいつを探すぞ!!」
「え、あ…はい!!」
4人はバタバタと犯人を探しに出掛けた
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「腹減った…」
今日はとりあえず家にいた
ゆうひは仕事に行っちまったから、昼飯はコンビニにでも寄って買うか…
「…オレ、ニート」
仕方ない…ことなんだろうか?
代わりの仕事、探さなきゃな…
コンビニへ向かい、適当に昼飯を買って帰ろうとした時だった
目の前を見覚えのある顔が通りすぎたのだ
「み、南…!!」
「ん?
あ、斉藤か」
斉藤は南のそばへ駆け寄った
「事件か?」
「お前には関係ないな」
カッチーン
殴ってヤリタイ…
いやでも、確かにオレには関係ねぇことなんかな…
諦めて帰ろうとしたとき、南はオレの襟の後ろを思い切り引っ張った
「ぐえ」
「まあ、関係はないが見ていけ」
「はあ?何を」
「お前を陥れた犯人を」
「???」
よくわからないが、とりあえず南とその場で待機することに…