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刑事とJK~続編~

第19章 終わりへの始まり

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『ん~いい朝~』


ゆうひは思い切り伸びをした


「ねみぃ…」


『あ、寝癖ひどいよー』


ゆうひは斉藤の髪を手で直そうとしたが
なかなか頑固な髪は、ちょっとやそっとじゃ直ろうとしない


『ピンピコピンピコめんどくさいなぁ』


「…オレに言われても…」



斉藤は枕を抱えて顔を埋めた



『ふふふ///
じゃあ朝ごはん作るねー』



ゆうひはベッドから下り、朝食作りにかかった

と、その前にテレビを付けて




『あ、斉藤、アミューズメントパークの生中継やってるよ』


「…あ?」



ここしばらくはその話題ばっかだな…



『でも、いっぱい人が集まってる』



「?」



確か開園までは、あと何日かあるはずだ


順番待ちにしては早すぎるだろう…



と、斉藤も起き上がってテレビを見た



するとどうだろう


レポーターやその周りのやじ馬の慌ただしい雰囲気



明らか、昨日ののほほんとした感じではなかった




〈えー、現在こちらのアミューズメントパークですが…
昨日、生中継中に突如映像が途切れ、ここでレポートしていたキャスターやカメラマンがその後帰って来ないという事態になりました…!!〉


「え…?」



昨日の生中継中…?


オレやシゲが見ていた時のことか…?



〈今、警察が駆け付けて来ました!!
おそらくキャスターたちはパーク内にいると思われますが、建物はどこの扉も開きません…!!〉



「……」




何が起こってんだ…?



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