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刑事とJK~続編~

第22章 仲間



「こ…この女あぁー!!!」


大男は、その馬鹿でかい身体を跳ね起こし
真理子に突進して行った


真理子は藤野から離れ、構えた


「でかいのは図体だけか」



その真理子の前に飛び込んできたのは源十郎



「どけ老いぼれめぇ!!!」



源十郎は大男の足元を払い、大男は横向きに大きく倒れた


「ぐはっ!!」


重力には逆らえず、自分の体重で右腕を痛めた




ここからはもう源十郎と真理子のお楽しみタイム


大男は身も心もずたずたにされ、吊されてしまった




「ざっとこんなもんだな」


「泰輔をいじめた罪は重いぞっ♪」





「…」

「…」



南と藤野は唖然としていた




「さあ岩崎さん、どうぞ」


源十郎は岩崎をパソコン画面の前に座らせた


「ありがとうございます、皆さんお強いですねぇ」


「いやいや、私などは全く」



岩崎は椅子に座り、手をさすった



「どれどれ~」



ザッとキーボードを見渡す


…なるほどねえ


結構面倒な仕組みになってるんだ…




すると真理子は、モニター画面を指差した


「これ、正貴とゆうひちゃんじゃないかしらん♪?」


「え?」



見ると確かに、それは斉藤とゆうひだった



「もう一人いるねぇ」



「!!!
こ、こいつは…!!」



南と藤野は愕然とした


斉藤とゆうひと一緒にいるのは、小泉ではないか…!!



「な…何であいつがここに…!?」



どうやら、中央塔の扉の前で喋っているようだ



「中央塔に入りたいのかな…?」


岩崎はキーボードをカタカタ…と叩いた


すると、中央塔の扉を塞いでいた鉄格子が開いた



モニター上の斉藤たちは驚いた顔をしたが、構わず中央塔へ入って行く



「どうやら当たりみたいだね」


岩崎は満足げに頷いた



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