刑事とJK~続編~
第25章 僕のもんだ、いや、俺のもんだ
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シゲ、井上、千花は"舞台・プラネタリウム"に向かっていた
「鍵探しかー楽しみだなぁ、おチビ」
井上は千花の肩に腕を回した
「おチビではございません!!」
千花はその腕を振り払う
「ああ?おチビのくせに口答えすんじゃねーよ」
「ちょっと…!!千花は僕の彼女なんだから、そんなに馴れ馴れしく触るなよ!!」
シゲは千花を引っ張る
「るせーよ、俺とおチビの関係に口出しすんな」
井上も千花を引っ張る
「離せよ!!」
「お前が!!」
「何だと!?」
「やんのかコラ!!」
シゲと井上は睨み合った
千花は何だか呆れ返り、二人の手から離れて振り返った
「今は喧嘩などしてる場合じゃございません!!」
「…」
「…」
「日本の未来が掛かっているというのに、お二人はベラベラベラベラと…
正直、失望いたしました!!」
もちろん、少々言い過ぎだと千花もわかっていたが
この二人の言い争いを止めるためなら仕方ないと判断した
「ご…ごめんね千花ぁ!!
その通りだよぉ!!」
シゲは申し訳なさそうに抱き着いてきた
「…///」
小さい子をあやすように、千花はシゲの背中を叩いた
「おチビに謝るような義理はねーえ」
井上はベッと舌を出した
「…(怒)」